原田秀俊(日本共産党前長久手市議会議員)

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【15.02.18】長久手市小中校学校図書購入費大幅減

文科省、学校図書充実に交付金増額しているのに

 新年度予算案が発表されると、教育費ではまず、学校図書購入費の推移を調べます。驚いた事に対前年度当初予算対比で、小学校96万6000円の減、率で83.7%になっていました。中学校は、63万1000円の減、率で86.4%でした。
 文科省は、学校図書の充実に補助金を増やし、各小中校に司書員1名を配置する手当もしています。
 また、文科省の学校図書費の算定は、標準学級数を18、増加する毎に5万円を加算して計算します。長久手の小学校(6校)は、全小学校で交付税算定額を下回っています。児童数が1,068人の超モンモスになった市ヶ洞小は、1人当たりの購入額が1,081円で、小学校の平均額1,303円より222円も低額です。文科省の算定額(平均1,478円)から比べると397円も低いのです。
 中学校では、交付税算定基礎額が115万円で標準学級は15、加算は5万円です。中学校では北中学が新設校で蔵書数が備えなければならない冊数に到達していないので、その分増加して購入をしていました。交付税算定基礎額より多く計上し手当しています。
 長久手市の2015年度の予算案のキャッチフレーズは「幸せが実感できるまちづくり」で、6つの項目の一つに、「虫も木も花も慈しむまちづくり」があるのですが、子どもたちを慈しむ一つに読書の役割は大きいですよね。
 また、吉田市長は、人口減で超高齢化社会を迎える「2050年代のまちづくり」を今から準備しなくてはならないと市民にアピールしますが、35年後の2050年代を支える大人は、今の子ども達や子育て世代の親たちです。大事な予算を減らすという事は、吉田市長の言動があべこべになっているということでしょう。




 長久手市は、2015年度も地方交付税不交付団体です。が、


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