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【11.07.15】シマトネリコ長久手町内で拡大中、鳥やチョウの好きな木を植えよう
その地域に昔から存在していた木々を植えよう
近年、新興住宅地で急速に広がっています。外来種シマトネリコ(自生地は台湾・沖縄)には鳥もチョウもこない。昔からの樹木で呼ぼう。写真の木がシマトネリコで、長久手町福祉の家の駐車場にオープン以来植わっていました。
このシマトネリコの木を知ったのは、2年前、杁ヶ池公園池の周囲の空間に、この木を19本(その他にシデコブシなど)も植える計画があり、NPOの皆さんが子どもも参加させて、杁ヶ池公園に植樹をする。杁ヶ池公園に元々自生している樹木を植えるならともかく、外来種を持ち込むとは。しかも植樹予定地は、池の法面や空き地で、そこに植えるのは、細々と維持されている現在の環境を壊すことにつながるから再考をして欲しいという意見・要望を聞いたからでした。シマトネリコの木を選定した理由に主催者は、「7月〜8月の暑い盛りの花の無い時に、白い花を一杯に咲かせ見栄えが良いから」。確かに多くの家の庭にあります。害虫なども寄ってこないし、樹勢が涼しげな感じを与えるから人気が高いのではと言います。
ある住宅産業のCMに「5本の木」を植えて鳥やチョウを呼ぶ庭づくりを提唱しています。が、「鳥を呼ぶ庭」づくりには、ハーブガーデンやイングリッシュガーデンではなく、地域に昔からあった樹木で構成することが良いのだそうです。
最初、3本は野鳥の好きな木、2本はチョウチョが好きな木を選んでガーデニングを実施します。理想は里山の庭つくりです。野鳥の本などで一番に名が上がるピラカンサなどは外国産なので植えません。国産で地域にそくした木が多種類あるのです。庭づくりのポイントは、それぞれの地域に適した、種類の異なる在来種をできるだけたくさん植えることです。 愛知県が進めるモリコロパークから緑地帯を繋げる計画に添うものです。
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