原田秀俊(日本共産党前長久手市議会議員)

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【11.07.05】町、市制に伴う住所表示に関するアンケート開始

地名の持つ歴史と文化、地域の絆等にふれないアンケートで良いのか

町、市制に伴う住所表示に関するアンケート開始するが、
地名の持つ歴史と文化、地域の絆を考えない提案には反対
「市制に伴う住所表示に関する住民アンケート」が始まりました。 『町は、公報4月号や回覧板などで、市制後の住所表示についてお知らせしてきたが、大字岩作・前熊・熊張の方から大字名(または旧村名)と小字名を併記することを要望する請願書が町議会に提出される、一方で、市制を機に大字名をなくして住所表示を統一すべきとの意見もよせられた。改めて住所表示に対する町民の皆様の考えを正確に把握するために、18歳以上のすべての住民を対象にアンケートを実施することにしたとしています。
 「18歳以上でかつ住民登録がある方すべて」を対象にする。アンケートの「回答は大字長湫、岩作、前熊、熊張、大字の付かない地区ごとに集計し、結果をもとに住所表示を決定」するとしています。
 しかし、町の基本的な考えは「公報4月号」で紹介したもので変わっていません。住所表示を、混乱しないようにするために小字名が重複する所だけ、元の大字名を付けて表示(記号として)するのです。町の提案は、「現在の字名のみの表記」とし、その理由に「将来にわたって使用する住所表示を簡素化し、住民や企業など町全体の利便性を向上させる必要があります。」これでは、住所は記号で、歴史の重みも省みないもの。原田議員は、なぜ反対するか。
 それは、町が住民アンケートを実施しますが、地名に対する考え方を根本から変えたわけではないからです。左の様に4月公報で発表しましたが、検討委員会に、町側から歴史と文教の町長久手市に相応しい住所の表記をしていきたいという提案もありません。民間企業の委員「住居表示は短ければ短いほど良い。」という意見に代表される様に、単に住所表記を記号として扱っているようにしか見えません。地名は固有名詞で歴史的な背景があるのです。特に、大字名の廃止は、地域の絆、つながりをなくす方向に行きます。 合理性だけで押し通す事には反対です。

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