原田秀俊(日本共産党前長久手市議会議員)

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【11.06.30長久手市制施行に向けて、住所表示に異論あり

歴史と文教のまちに相応しい住居表示にしよう

町、再度住所表示について問うが
地名の持つ歴史と地域の絆を考えない提案には反対 
7月公報に「市制に伴う住所表示に関する住民アンケート」にご協力くださいと掲載されています。
 『町では、公報ながくて4月号や回覧板などで、市制後の住所表示についてお知らせしてきたが、さまざまな意見などが寄せられているため、18歳以上のすべての住民を対象にアンケートを行います。』と発表しました。
 これは、6月議会に「市制施行に伴う住所表示について町民アンケートに従って地区住民の要望する大字名(または旧村名)と小字名を併記することを要望する請願書(署名数943名)
が提出されました。      審議の結果は「町が住民アンケートを実施するのでその結果を待つ」として、継続審査としました。原田議員は反対しました。
市制移行で「長久手市」にする事が決まりました。
 今後は、9月県議会で「長久手町を長久手市にすることについて」審議され、採択後、総務省に報告され承認を受けて、 来年の1月4日から市制施行となる予定です。
町の提案は、「現在の字名のみの表記」とし、その理由に「将来にわたって使用する住所表示を簡素化し、住民や企業など町全体の利便性を向上させる必要があります。」これでは、住所は記号で、歴史の重みも省みないもの
この二つの表は、2/16日に、長久手町市制施行名称等検討委員会から町長に答申があり、町は、この答申の内容に基づいて市制への手続きを進めていきますとして、町公報4月号で発表したものです。
 答申の通りに、大字名を無くし、同じ地名だけは区別する必要から、大字名を残すもので、岩作○●と、○●だけの地名が混在し、由緒ある岩作・熊張・前熊が生活の場から消されていってしまいます。 
原田議員は、なぜ反対したか。
 それは、町が再度住民アンケートを実施するとしても、地名に対する考え方を根本から変えたわけではないと思ったからです。
 左の様に4月公報で発表しましたが、検討委員会での議論に、歴史と文教の町長久手市に相応しい住所の表記をしていきたいという提案もしていないからです。   民間企業の委員「住居表示は短ければ短いほど良い。」という意見に代表される様に、単に住所表記を記号として扱っているからのようです。地名は固有名詞で歴史的な背景があるのです。1丁目1番地1号と同じように、 合理性だけで押し通す事には反対です。

 現在・愛知郡長久手町   市制移行後 長久手市
  蟹原           蟹原
大字長湫字東原山       東原山      
大字岩作字三ヶ峰 三ヶ峰
大字前熊字西脇 西脇
大字熊張字郷前  郷前
複数ある同じ地名表示の変更
愛知郡長久手町大字         長久手市
岩作字下田・前熊字下田・ 熊張字下田   岩作下田・前熊下田・ 熊張下田 
岩作字寺田・前熊字寺田          岩作寺田・前熊寺田
前熊字中井・熊張字中井 前熊中井・熊張中井
岩作字西浦・西浦 岩作西浦・西浦
前熊字原山・原山 前熊原山・原山
岩作字平地・熊張字平地 岩作平地・熊張平地
熊張字深田・長湫字深田  熊張深田・深田
岩作字福井・熊張字福井 岩作福井・熊張福井
岩作字丸根・長湫字丸根 岩作丸根・丸根
岩作字早稲田・熊張字早稲田       岩作早稲田・熊張早稲田
 答申の通りに、大字名を無くし、同じ地名だけは区別する必要から、大字名を残すもので、岩作○●と、○●だけの地名が混在し、由緒ある岩作・熊張・前熊が生活の場から消されていってしまいます。 
原田議員は、なぜ反対したか。
 それは、町が再度住民アンケートを実施するとしても、地名に対する考え方を根本から変えたわけではないと思ったからです。
 左の様に4月公報で発表しましたが、検討委員会での議論に、歴史と文教の町長久手市に相応しい住所の表記をしていきたいという提案もしていないからです。   民間企業の委員「住居表示は短ければ短いほど良い。」という意見に代表される様に、単に住所表記を記号として扱っているからのようです。地名は固有名詞で歴史的な背景があるのです。1丁目1番地1号と同じように、 合理性だけで押し通す事には反対です。

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