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【11.06.25】長久手町教育委員会、小中校生をこの夏の暑さからどう守る
窓を開放し、換気が適切に行われるよう対処する
6月議会、一般質問で小中校生を今夏の暑さからどう守るとして、長久手町教育委員会の姿勢をしつもんしました。(当局の答弁は、文書答弁と、再質問での答弁と交えて要約して文章化しています。)驚くなかれ、答弁は見出しの通りです。H17〜18年度に普通教室に2ヵ所、計4台の扇風機を導入しています。 写真は、心優しい子ども達はうさぎ小屋にグリーンカーテンを設置しているのです。
原田議員質問
教室の環境基準があるが、昨年度の実態はどうだったか。
答弁 教育文化部長
(下記の表は、小中校8校の保健室で測定した値で基準、室温30 ℃、湿度80%をオーバーした日数です。答弁を原田議員が表にまとめました。なお、答弁は保健室で測定との事でしたが、空調の入ってい保健室のどこでと場所を聞きましたが、測定場所の確認はしていないようで、教えて貰っていません。
室温は31℃、湿度は81%を越えた回数が答弁で明らかにしました。
室温では、6月は4日、7月は11日、8月は2日(出校日のみ)、9月は37日
湿度は、 15日、 21日、 2日、 15日
注・子ども達の居る教室で測定されたものではありません。
原田議員質問
環境衛生基準に従って測定することになっているがどうやって測定したのか。
答弁 教育文化部次長
環境基準が指定する温度・湿度測定器は高価であり町にはない。基準による日常点検を行い、教室の室内環境の管理を行っている。(別な所で答弁では基準は年2回の測定だけで良いとなっていると付け加えるのですが。)通常の温・湿計で測り窓を開放し、換気が適切に行われるよう対応している。
原田議員質問 年々暑くなり子ども達の教育環境は悪化している。瀬戸市長選挙の現職候補のマニフェストに保育園から中学校までクーラー設置を出していた。
今夏、子ども達に室温・湿度を直接計らせ、データーを集めることを教育の一環としてやるべきだと思うがどうか。
答弁 教育文化部次長
環境教育として提案がありましたが、基準が求めているのは年2回の測定である。暑さ寒さの対策は、毎日実施している。環境への取り組みの提案については学校に紹介はするが、こども達にやらせることは考えていない。
みどりのカーテンも導入しないのか
原田議員質問
他市ではみどりのカーテンを実施(設置した学校では、3度〜5度低下したとの新聞報道もあったが。)しているところが多いが、本町ではやらないのか。授業内容が増え、学校に居る時間も長くなっている。夏の暑さ対策なしで、大人として勉強しろとは言えないではないか。子ども達の健康を守るのに無防備でいいのか。暑さ対策として何ができるのかと考えていないのか。
答弁 教育文化部次長
何も考えていない訳ではない。これまで、H17年18年2年間に分けて小中校各教室に扇風機を2ヵ所4台設置してきている。市が洞小の普通教室には、涼風(床下から)を教室の後方から送風する「クールチューブ」を設置している。温度設定ができる能力ではない補助的なシステムであり、設計検証のための調査はしていない。子どもたちの教育環境はさまざまな面から推進していきたいと考えているが、いま、全国的に節電の取り組みが求められている。町役場にも省エネルギー対策本部が設置され、学校においても同様に取り組む事とする。 こういう情勢をご理解いただきたいと思います。
答弁 教育長
グリンカーテンの取り組みですが、学校ごとに環境が違うので一概に全校でかかれるという状態ではない。各学校でやれる可能性のあるものを取り組んで欲しいと予定をさせている。
原田議員
環境調査をして、子ども達の状態を知らせて、町民全体で考えて貰って、空調設備の導入など理解を求めるべきではないか。
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