原田秀俊(日本共産党前長久手市議会議員)

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【10.12.19】リニモ横領事件、名鉄本社、損害賠償肩代わり拒否。

名鉄からの出向社員が、8916万6600円全額競馬へ

リニモ会社経営トップの管理・監督責任が問われる。今年の5月にリニモ会社の社員(名鉄からの出向社員)の業務上横領事件(総額8,900万円余)が発覚しました。リニモ会社の普通預金通帳と印鑑を管理していた社員の1年に及ぶ犯行で8900万円にも上る資金が、被害に合うという事件でした。リニモ会社の杜撰な資金管理が問題になりました。
 当初、名鉄の派遣職員が起こした業務に係わり会社に損害を与えた場合は、出向元の名鉄が支払う契約になっているから、名鉄に請求し支払わせるとリニモ会社から説明があったもの。当時、そう言っているが、経営安定化策で赤字分を自治体で負うことにし、リニモ開業時の資本出資率に応じた負担を民間会社に負わせないという決定はおかしいと指摘していました。刑事犯罪を侵しての損害は想定外として名鉄は払わないであろう。管理監督責任を問うはずで支払わせるのは難しいと見ていましたが、まさにその通りになりそうです。議員に以下の文書がFAX送信で届く。
今回、下記の文書が町に届けられましたので、紹介します。加藤梅雄町長は副社長です
                          平成22年12月13日
長久手町長 様
         愛知高速交通株式会社
                  代表取締役専務 池田 全
業務上横領事件に係る損害は賠償セス急の状況について
 今年5月に発覚しました業務上横領事件に係る損害賠償の状況について、下記のとおりご報告申し上げます

1 これまでの経緯
(1) 元社員への請求
 ・5月下旬に損害金額の請求を行い、元社員の弁護 士から当社の顧問弁護士に親族より援助を受け1千 万円を一部弁済するとの連絡があり、6月上旬に入 金がありました。
・引き続き弁済を求めていたところ、11月下旬に元 社員の弁護士を通じて100万円入金がありました が、全額弁償には程遠い状況であります。
(2)名古屋鉄道株式会社への請求
 6月下旬に、出向契約に基づき損害賠償請求の通知 を送付し、その後、交渉を続けてきましたが、これ 以上交渉を続けても出向契約による補償を得られる 見込みが難しい状況となつております。
2 今後の対応
当社としては、経営安定化策に基づき支援を受けている状況であり、一刻も早い損害回復を図る必要があると考え、元社員及び名古屋鉄道株式会社に対し法的手段を取っていく予定をしております。



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