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【10.10.26】一部事務組合の管理者、副管理者の報酬、参与の費用弁償廃止を提案
特に議論無しで賛成少数で否決される
原田議員は、尾張東部衛生組合議会に、議員の報酬、年額78,300円の廃止とともに、管理者(瀬戸市長)・副管理者(瀬戸市副市長)の報酬年額78,300円。参与(尾張旭市長・長久手町長)費用弁償78,300円の廃止を(2011年4/1日施行)求める議案も提出しました。
提案の趣旨は、ごみ処理業務は、それぞれの市町の本来の業務であり、現職首長として各々市町で報酬を受け取っています。これに加えて、東部衛生組合などの派遣先での報酬、費用弁償は元々受け取るべきではないものとして廃止を提案したものです。
東部衛生組合の運営費は分担金・負担金として、瀬戸市3億9950万円、尾張旭市2億3949万円、長久手町1億5393万円で合計(09年度決算額)792,951,760円で、2市1町の負担金が62.4%を占めているように、元々衛生組合運営の基本部分は税金と 27.9 %に上るごみ持込の使用料・手数料の 354,025,580円です。 それに、4.4 %を占める財産収入56,516,600円( 余剰電力、蒸気販売等)となっています。
賛成議員は、原田議員、小池みつ子議員、塚本議員(尾張旭市)の3名、反対したのは、長久手町選出議員では青山ョ人議員、伊藤祐司議員、金沢裕次郎議員3名です。尾張旭市議選出5名中3名反対、瀬戸市議5名は全員反対でした。
1号議案の採決後、2号、3号議案の審議に入りましたが、質疑、討論はなくいずれも3対11で否決でした。
瀬戸市長の場合
管理者としての瀬戸市長は、本職での月額報酬は、992,000円と、夏・冬の一時金があります。これに年額報酬が、公立陶生病院組合180,600円、瀬戸・旭看護学校組合78,300円、尾張東部衛生組合78,300円で合計 337,200円を上乗せとなります。
長久手町長の場合は、参与として、本職分の月額報酬は882,000円、夏・冬の一時金があり、これに参与としての年額報酬が、公立陶生病院組合90,300円、尾張東部衛生組合78,300円、尾張旭・長久手衛生組合78,300円、中部水道企業団は副企業長として60,000円で合計 306,900円を貰うことになります。
瀬戸市長は、市民病院、看護学校、ごみ収集・焼却の業務、長久手町長は市民病院、ごみ収集・焼却の業務、し尿処理、水道事業が加わりますが、通常この仕事して「管理者」「参与」の報酬など上乗せで貰えないことは明らかではないでしょうか。別組合なら可ですか。(秀)
他の市町での一部事務組合では、管理者としての報酬は元々無しが多く、新しく創設された後期高齢者医療保険広域連合組合(県下一本で市町村で構成)の管理者の報酬はありません。
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