原田秀俊(日本共産党前長久手市議会議員)

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【10.07.31】長久手町議会改革・政務調査費の使い方を正す

この議論で、政務調査費の元は税金、使途のムダ使いは正されるのか 

 長久手町議会は、任期の残りが1年を切る中で、議会運営委員会で議会活動の活性化、議員定数削減等について、協議を続けています。7月6日(火)午後1時からの議運では、議員定数削減については議会としては取り組まないとした結論をだしました。
 今回は、7/6日と21日に協議された政務調査費の使途について、委員会議事録より要旨を紹介します。
 各委員の議論が、年12万円といえども出どころは税金であると言う視点から行われているかどうか、使途のムダ使いは正されるのか皆さんの判断はどうでしょうか。
6日の議事から紹介します。
委員・これまでの政務調査費に一部不明確な部分があったので、前提的に見直し。その 結果、個人の判断では難しいという議論になった。
委員・議員は税金の使い道をチェックする立場なので、税金である政務調査費もチェックしなければならない。
委員・細かく規定することは必要ない、議員活動を阻害することになる。      
 これを受けて、川合議長の指摘がありました。
議長・議員活動が阻害されることではない。来期新議員がやっていく中できちんとしたものを作っておかないといけない。特に昨年は政務調査費を使っての問題もあったので、見直しのきっかけになった。見直していくべきものとして決めて欲しい。
川本委員長
 政務調査費使途基準の運用指針(案)の論点を次回7月21日議会運営委員会で一つ一つチェックしていくことにする。
 平成22年7月21日(水)議会運営委員会会議録(要旨)
○調査研究費のガソリン代の支出について
委員・ガソリン代は必要である。認めていくことが必要ではないか。
委員・レンタカーを借りればガソリン代も高速道路代も認められる。問題は自分の車で認められるかどうかである。
委員・政務調査費で行く場合も公務扱いになるのか。
(事務局長)
公務災害の対象になるのは議員派遣や委員会研修である。政務調査費で行く研修は個人責任になる。ガソリン代を認めるかどうかの議論とは違ってくる。
(結論)
 採決の結果、レンタカーでも自家用車でもガソリン代を認めることとする。事務局で調査研究費のガソリン代の報告書の書式を提案する。ルート表や事前・事後にガソリンを入れた領収書を別に添付し、報告書の中に総走行距離数と燃費を記入する欄を設けた書式を作る。高速道路料金も対象とし、ルート表からわかるようにする。
○調査研究費の土産代について。(視察先に持っていく物で2000円前後か、町内の和菓子店のものが多い。・・原田)
(結論)
 採決の結果、調査研究費の土産代は認めないこととする。
○調査研究費の会費について
委員・調査研究費の中の会費とは何か。
委員・元々の調査研究費の中に年会費は払ってもいいとはどこにも書いてない。この意見自体ここから消せばいい。
委員・ 団体に入る前提としての年会費は自粛してはどうか。
(結論)
 調査研究費における団体に入る前提としての年会費は認めないこととする。
○研修費のガソリン代について
委員・研修費の中ではレンタカーという前提はあるのか。
委員・今の申し合わせの中では研修費にはレンタカーという 前提はない。
委員・それならば、先ほどの調査研究費でのレンタカーの代わりに自家用車という話はない。
(議長)
研修費でも自家用車を認めてガソリン代も認めればいい。
(結論)
  研修費も調査研究費と同じように自家用車も認めてガソリン代も認める。 報告書の作り方としてガソリン代として調査研究費と研修費の両方に使えるように、事務局で書式を提案する。
○研修費の会費について
(結論)
  研修費の会費も、調査研究費と同じように参加費、資料代は認めるが、年会費は認めないこととする。その都度の参加費は元々認められている。
○資料作成費のコピー機のトナーカートリッジについて
委員・政務調査に使ったことが証明できるものがないので、認めない方がいい。
委員・コピー機はメンテナンス料も含んで契約している。契約の仕方によってカートリッジの値段が変わってくる。仕分けが難しい。
委員・個人的なものとの区別ができない。どこかで線引きが必要である。
委員・説明ができる裏づけがあれば認めればいい。
委員・インク代の上限を決めるのも1つの考えである。
委員・コピー機、プリンター、印刷機によってそれぞれインク代が異なる。
(事務局提供資料より、平成20年度報告から、事務費の中でインク代として100,776円や、広報費で76,872円計上があり、21年度分でも広報費インク代として73,122円、67,558円計上があった。)
委員・現実的に資料作成費だけのインク代だけではない。事務費や広報費の名刺代のインク代も含んでいる。どこに計上するかは議員の判断にまかせている。
委員・現実に、資料作成費と広報費、事務費のインク代を認めている。認める方向でいい。
(議長)
 一度、会派に持ち帰って検討してほしい。
(結論)
 インク、トナーカートリッジについて近隣市町の状況を再度調査し、次回、引き続き検討する。
次の議会運営委員会は8月30日(月)午前10時から開催。

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