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【10.07.24】長久手町議運会議で「議員定数を削減する」形ではまとまらず
今後、議員定数問題については方向性を出すために検討する
長久手町議会は、議会運営委員会で議会活動の活性化、議員定数削減等について、協議を続けています。
7月6日(火)午後1時からの議運の協議で、議員定数削減について、以下のように結論が出されました。
当日の議論の推移を議会運営委員会の議事録から紹介します。
(結論)
田崎議員の要望書については、各会派ごとに出された意見が、議員定数を削減するという形でまとまらなかったので、議会運営委員会では結論が出せないこととなった。また、議員定数問題については、 今後、引き続き現在の議員定数の妥当性を調べて検討し、議会としての方向性を出すため、議会運営委員会で検討していくこととなった。
協議をしている議会運営委員会の態勢を紹介します。(定数は7名以内)
委員長 川本勝幸(新風クラブ)
副委員長 木村さゆり(公明党)
委員 浅井たつお(町民クラブ)
伊藤祐司、小池みつ子 (無会派)
金沢裕次郎、佐野尚人(政策グループ・楓)
1 議員定数削減について
各会派から持ち寄った意見を各委員が発表した。
(町民クラブ)
現状維持でいい。定数削減であれば、削減の理由が理解できるように説明してもらわないとどうするかとは言えない。
(公明党)
削減に対しては反対ではないが、議員が何人必要かについての議論が必要である。
(政策グループ・楓)
市制移行に伴い増員という意見も出たが、削減に対する根拠がない以上は現状維持が望ましいということでまとまった。(無会派)
もっと議論が必要ではないか。様々な考え方があり結論をすぐに出せることではない。
町民がどう考えているかということもある。何人が妥当なのか一概にはいえない。県下の状況を分析したり、全国的な状況を把握をしておく必要がある。
(新風クラブ)
田崎議員の要望書を基に進めればいい。ただ、9月議会に即というのは妥当なのかどうか疑問である。議員全員が削減すればいいという意見にならない場合はどうかと思う。
この議会運営委員会ではっきり結論が出なければ田崎議員が自分で議会に提出すると要望書に書いてある。20人の総意であればそれは1つの答えであるし問題ないが、その辺を検討すべきである。
(議長)
全員が議員定数を減らせばいいという意見ではなかった。したがつて、議員定数の妥当性をきちんと結論づけることが必要である。その検討の場を議会運営委員会でやっていくのか、議員定数検討委員会を作ってやるのか決めてほしい。
(以下は、議事録に発言者名が明記してありません。主な意見を原田が選んで紹介します。)
・各会派から出された意見は概ね現状維持が多かった。ただ、そうでない意見もあつたがっっ、具体的に何人削減するという話しはあつたのか。
・何人がいいということまでは結論に至っていない。市制移行を可考えれば市のの状況も調べ、近隣状況も調べた方がいい。議員定数を削減することは議会の権能を棄てることだという学者の意見もある。そういう情報に基づき検討したらどうか。
・議員定数が現在の20人でいいという根拠はなにもない。
・議員定数を削減する根拠が理解できない。町民がおかしいと思う町の提案が通ってしまうから議員を減らした方がいいという意見になる。反省すべきであるが定数を減らしたからといって解決しない。いかに住民要望を把握し応えていくかを考えるのが先である。
活動レポートに閑話休題「議員定数問題」として原田秀俊議員の見解を発表しています。(一部加筆訂正しています)
4年前には、定数を17名にする議員提案がありましたが、賛成少数で否決でした。後から、18名にする案だったら賛成したかもしれんと言う議員もいました。長久手町は、区画整理事業(長湫南部区画整理)で新しいまちが誕生し、日々増加。また、町内に大規模マンションの建築もありし人口が急増しています。定数を減らせば、新しい地域の人の挑戦が難しくなります。 また、少数意見を代表する議員も出にくくなります。
また、若い世代から高齢者と議員の年齢の幅も必要だと思います。来年度中には市になることを目指しています。4年前の選挙の時に比べればより大きな変革が起きる時です。こういう時ほど大勢の民意が反映できなければ成らないのではないでしょうか。定数削減の民意の尊重ではなく、少数意見も大切にする民意尊重こそ守らなければなりません。(秀)
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