原田秀俊(日本共産党前長久手市議会議員)

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【10.05.22】長久手町、市政移行説明会開く

第1回目、北小校区「急がなくても良いではないか」

 市政移行説明会が、5月15日(土)北小校区から順次、各小学校区(長久手小校区は大字岩作地域と長湫地域に分けて開催)ごとに計7回行われます。
 北小体育館で行われた説明会には、100名を越す町民の皆さんが参加されました。
 説明は、最初に加藤町長(右の写真)のあいさつがあり、続いてプロジェクターによる説明が約20分行われ、その後に質疑応答とすすみました。
全体としては、町側は市政移行が町民のみなさんにとって、すべて良いんですという説明で、町民には降って"沸いた"市政で、行政側の一刻も早く市政に移りたいとする姿勢と、なにもそんなに急いでやらなくても、デメリット、メリットなどじっくり考えさせてよとの意識の落差を感じました。質問で意識調査をやって町民の意向を確認してやってほしいとありましたが、すでに実施しているとか、今回の説明会でアンケート調査をするが、それも参考にするとして、意識調査はしないと言います。
 また、答弁の中で、今年10月の国政調査で市政移行要件人口5万人越えの確認は、去年の議会質問では、速報値は22年末には出るのではないかとしていましたが、22年度末にずれ込む可能性が大きくなったと困惑の表情も垣間見えたり・・。事前に書類を整えたとしても、人口5万人越えを政府が認めないことには一歩も進まないのだそうです。
北小での質問の一部を紹介します。
質問者・74歳男性 リニモが破産状況の中で市政を引いて行くことが、足かせになるの ではないか。立て直しができるという時が見えるまで延ばしたらどうか。町長に聞き い。
加藤町長
 事故を起こして申し訳ありません。リニモの現状は、沿線大学の協力もあり1000人〜2000人伸びている。経常益は単年度黒字化へ。初期投資の分で債務超過をさけなければならない。駅周辺で特徴ある開発をしていくようになっています。今しばらく苦しいときがつづくと思いますが乗り切っていきたいと思っています。
質問者・男性
町のままでいけませんか。住民意識調査をやって過半数を超えればやれば良いが、もっと冷静に考えたらどうか。
 階段を一段ずつ上がっていくように事を進めて頂きたい。
まちづくり推進部長
 まず情報を共有化していきたいと思っています。貧しい人たちへのケアが一番だが、町のままでは直接受けることができない。これはまずいと思っています。
 市になる要件はすでに持っています。市にならないということを選択すると、自ら仕事をしないと言うことになってしまう。職員の能力からいってもやれないことはないと思っています。

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