原田秀俊(日本共産党前長久手市議会議員)

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【09.05.16】新議長初仕事が、議運決定を覆すとは

愛知県後期高齢者医療広域連合議会議員選出で

 今年度、愛知県後期高齢者医療広域連合議会議員の当番が長久手町議会です。
 それで、選出について始めて5月7日開催の議会運営委員会で、議論がされました。この議会の定数は34名。県全体を14区に分けて定数を配分。瀬戸市から豊明市までの4市2町は尾張東部福祉圏域として定数2です。その内、瀬戸市、尾張旭市、長久手町の2市1町で1名の配分。
 じんの和子委員が「これまであて職で瀬戸、尾張旭市議会から副議長が出たが、1回の議会報告もない。あて職では何もしないことになり意見も出さないでは困るので、長久手は行きたい人を出すべきではないか」と選出方法の改革を提案しました。この意見への後押しもありました。が、「これまで通り、副議長で良いではないか」という反対意見もでました。が、議会運営委員会での議論の結果、「副議長のあて職にはしない。他の一部事務組合議員選出と同じにする。」と正式に決まりました。
 ところが、11日当日、広域連合議会議員に原田秀俊議員が手を上げたところ、丹羽副議長も議運決定を無視して名乗り出て譲ろうとしません。代表者会議に「らちが明かないから出て来て欲しい」と原田議員に出席の要請がありました。原田議員は、議運の決定がある事、これまでの広域連合議会で後期高齢者のために意見を述べる議員が少なすぎること。現に議会で意見を言っているのが名古屋市議会選出の共産党の議員と他にほんの数名しかいない事。長久手から丹羽副議長より原田議員がでる方がと・・、しかし、決定には従うとしました。退出後に採決があり、結果は賛否同数。川合保生議長の裁決は丹羽茂雄副議長を指名し、決定しました。
 前任期の議会運営委員会が決定したことは、当然新体制でも守ることは当たり前ではありませんか。原田議員をあえて避けた考えの中に、「瀬戸、尾張旭市議会との申し合わせを翻す」、その上「共産党の議員を選出したら何を言われるか分からない」という思いがあるとすると、長久手町議会の独自性の否定、その上、「共産党だからダメ」では思想信条の自由の民主主義を否定することに議長自ら荷担するという自覚はないのでしょうか。(秀)

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