原田秀俊(日本共産党前長久手市議会議員)

<< 活動日誌の目次に戻る印刷用画面 >>

【09.04.04】長久手町、精神障害者医療費補助施策は一歩後退へ、早期の実施こそ信頼を取りもどす道

全疾病無料化を求める請願、議会は全会一致で採択

瀬戸市も精神障害者(1・2級)全疾病の入院費全額補助実施へこの4/1から、瀬戸市も精神障害者の全疾病の入院に医療費を全額補助する事が日本共産党瀬戸市議員団発行の瀬戸民報4月号で分かりました。
 すでにお知らせしていますが、長久手町議会は全会一致で「精神障害者の全疾病の通院・入院費の無償化」の請願を採択していましたが、加藤梅雄町政は「時期尚早」として予算計上を避けていました。
 近隣市町で、実施していないのが長久手町と瀬戸市だけでしたので、今回長久手が見送ったのはこれ以上瀬戸市に格差を付けるのを当局が嫌ったのではないかとの見方もありましたが、瀬戸市は実施しました。取り残されたのが長久手になりました。
 町議会は精神障害者・家族の置かれている現状や、精神障害そのものについての勉強会を開催して、患者・家族の置かれている現実の厳しさを突きつけられ、もう先送りは出来ないと知りました。08年9月議会に提出された「全疾病の医療費補助の必要性を訴える請願」を全会一致で採択したのは、議員全員の総意になったのは必然でした。
精神障害者の場合、就業の機会が大きく限られ、所得の少ないのが現状です。そうだからこそ、病気で困った時に援助の制度があればどんなに助かるかは明らかです。
 09年3月予算議会で、2会派が代表質問でも取り上げましたが、
答弁は、議会全会一致の重みなど真面目に受け止める姿勢の無い、議会軽視がもろに出た答弁に終始する始末でした。
 議会終了後「請願なんてものは我々に関係ない。何の拘束もされるわけではない。やるかどうか判断するのは我々だ」と言い放つ幹部がいたと伝わってきました。住民を無視する逆さまな考えに怒りを覚えます。それにしても、「保守系」議員の中にも執行部の議会軽視が目立つとの声があるのに、町民の負託を受けた議員として、是々非々の態度が取れないではだれのための議会活動か、町民に顔向けできるのでしょうか。

<< 活動日誌の目次に戻る印刷用画面 >>

 ご意見、ご感想をお寄せください。

このページの先頭に戻る