原田秀俊(日本共産党前長久手市議会議員)

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【09.02.28】長久手温泉−藤が丘駅間直行無料バス運行に異議あり

リニモ乗客増に躍起になっているのに、温泉は我が道を行く

温泉−藤が丘駅直行バス 長久手町は、リニモの乗客増を目指して、来年度、リニモ通勤客確保のため早朝、夜間Nバスを4ルートで運行、リニモを活かしたまちづくりとして、リニモ活性化会議に補助金3,500万円、電飾の電源工事費に別途1,000万円投資と大金掛けたイベントまでやって乗客増に躍起です。
 ところが、このあいだから、写真のバスが温泉と藤が丘駅の間を走っているのを見かけるようになりました。 以前は、藤が丘にあるサンプラザが、宿泊客へのサービスとして、藤が丘駅→サンプラザ→長久手温泉の間を運行していたものです。結局は、採算が合わなかったので撤退したものです。ところが、温泉にとっては上得意の客の確保に欠かせないとして、その分を肩代わりしたものです。
リニモの乗客を増やす事は、加藤梅雄(長久手温泉株式会社の社長)町政の最大の課題になっています。
去年から、乗客増のために、夏はあぐりん村・ござらっせを中心にイベントを組み、冬は、図書館通の電飾を実施しました。引き続き来年度は、税金を4,500万円も投資するのです。今年のイベントで"リニモの乗客は増加した"と言っているようですが、所詮イベント期間は限られていますので、倒産寸前のリニモ会社経営への一部の穴埋めにはなっても寄与するまでには考えられないと思います。
リニモ会社の売上増に結びつける確かな道は、毎日集客が見込める事業以外にありません。沿線の土地への規制緩和を認めて開発型に切り替えを求めていますが無理です。
 温泉会社の事務所に取材に行きましたが、1日当たりの乗客数は支配人不在で教えることは出来ないと断られました。
即刻、運行ルートを変更すべきです。例えば、温泉と芸大前駅間のシャトルバスを運行する。名古屋からのお客様に藤が丘駅−芸大前駅間大人片道280円負担して無料バスで来ていただくことです。幸い、来年度の予算に、リニモ利用促進プロモーション事業(新規)予算額、1200万円というのがあります。
 この事業は、「町内の行事や集客施設などと連携を図り、新聞、雑誌、電車広告などのマスメディアを積極的に活用することにより、名古屋市民を主なターゲットとしたプロモーションを行います。他」(当初予算主要事業説明書)とするものです。
 宣伝に1200万円も掛けるわけですので、"温泉へはリニモにも乗って"キャンペーンが効果があがると思います。現在、藤が丘駅間の直行運行は積み残しも出る人気だそうです。
沿線の集客施設はリニモ利用客に割引入場券を発行して協力をして貰っているのに、加藤梅雄町長が社長の温泉株式会社が、自前でマイクロバス(29人乗り)で無料で送迎することなど見過ごすことは出来ません。肝心の長久手温泉はソッポを向いて、勝手なことをやらせてはならないと思います。
運行表を見ると、朝10:00から1時間毎に、午後10:00まで走らせます。Nバス、名鉄バスにも脅威になっています。

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