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【09.01.22】県説明資料から31,000人利用が消えた。 リニモ当初の説明と大きく食い違う
リニモ乗客増のために優先し開発事業を進めていいか
1 リニモ発足に関して
@ 当初、リニモの利用者は、1日31,000人確保できるとしていた。今回の資料では、概ね20年後に1日あたり利用者25,000人を見込むとして、採算が取れるために必要としていた31,000人が消えてしまった。
以前、議会質問で、海上の森での団地開発無しで31,000人は実現不可能ではないかと根拠を追及しても、開発する団地分は元々入っていない。沿線に大学があること。大規模集客施設がある事。バス、自家用車から乗り換え等で可能と答弁していた(ここが破綻したピーチライナーとの相違点で有利としていた)が、国交省の認可をもらうために強弁していたとしか思えない。
A 県の資料では1日の利用者数増には触れずに、「会社の経営改善努力」でとして平成21年度には、減価償却前営業損益の黒字化がほぼ達成できる見込みとしている。が、 平成20年度上半期の1日平均利用者数は、前年同期比5.8%の増加でしかない。町は、24,000人必要と答弁しているがこの数字は、17,700人と比較すると35.6%増であり、とても達成できるとは考えられない。県は根拠を示すべきだ。
B社員数をH19年度末85人としH25年度に77人にするとしているが、そもそも当初計画は72名ではなかったのか。
2 町への影響について
@ リニモが実現すれば、町財政に固定資産税が入るので有利であると説明していた。
ところが、赤字増大に伴い、県から固定資産税を免除して欲しいと働きかけがあった。町は固辞して現在は年間1億数千万円納入があるが、赤字増大の前には先行き不透明。
その代わりとして町は、固定資産税相当額を元手にして、今年は駅の駐輪場の拡張工事や、電飾事業、イベント開催に合わせてシャトルバスの運行等に支出している。
Aこれから先、利用客増のために開発事業が進む。
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