原田秀俊(日本共産党前長久手市議会議員)

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【09.01.20】なぜ「消費税増税」が「消費増税」か

消費税増税への批判を和らげるこの省略は納得いかない

 麻生首相の「3年後には消費税増税をします。」という明言から、財政危機の解決や、社会保障の財源は消費税増税しかないというキャンペーンが行われています。
 近く閣議決定さされる税制改正関連法案の付則に、消費増税の開始時期を「2011年度」と明記するかどうか。総選挙を控え、自民党内での対立が激しくなっているという報道もあります。
 朝日新聞09年1月19日付けで自民党、民主党の党大会の様子を紹介する記事の小見出しに「消費増税」があり、「消費税増」の間違いではないのかと違和感を感じました。というのも、麻生首相が景気が回復して国民の個人消費も増えたら消費税を増税すると言っています。この消費増になったら消費税増税は当たり前と容認する風潮を作り出すことになるのではないでしょうか。略さずに正確に「消費税増税」と表現して欲しいものです。
 いつ頃から新聞報道に「消費増税」という言葉が現れだしたかインターネツトで調べて見たところ08年7月24日の見出しはまた゛「消費税増税」でしたが、8月4日付け新聞には「消費増税」を見出しに使っている新聞がありましたが、本文はまだ消費税増税でした。今年に入ってどの新聞にも「消費増税」が使われています。
 麻生首相の「言い間違い」だけでも「消費増税」は認めることは出来ないのに、この言葉が大手を振ってまかり通るのは許せません。

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