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【09.01.13】長久手民報 「町の声」再刊しました。
「再刊にあたって」と、「リニモの赤字どう考えますか」
1、「町の声」再刊にあたっての編集委員会の訴えは次の通りです。
しばらく休刊の「町の声」を再刊することになりました。
発行は、日本共産党長久手町委員会です。党町委員会として「町民が主人公」にふさわしい政策や、取り組んでいる事などのお知らせをさせていただきます。
「町の声」ですので、皆さんのご意見、提言など、「平和に想う」「きいてきいて」のコーナーもつくります。皆さんの投稿を寄せいただければ幸いです。(町の声編集委員会)
2、「リニモの赤字どう考えますか」
地下鉄藤が丘駅と愛知環状鉄道八草駅を結ぶ約9qの愛称「リニモ」。磁力で8o浮上で走行する実用リニアモーターカーを使用して無人運行しています。
現在は、通勤、通学などで一日平均1万7千人が利用しています。朝夕は利用者も多いが昼間はガラガラです。採算ラインの3万1千人にははるかに及びません。建設費は1千億円、債務超過で2010年を迎えます。(株)愛知高速交通は07年決算で約68億円の累積赤字を抱え、神田県知事(愛知高速交通社長)は増資の考えを発表しています。公共交通機関としてしっかり検討、位置づけをしないで住民不在のまま2005年万博で「動くパビリオン」として有り得ない需要予測を後押した中部財界、自民・公明・民主の責任は重大です。沿線自治体は赤字を押し付けられるのではと心配し、廃線の声も聞こえます。このままでは、需要予測は狂い赤字まみれで廃止となった小牧のピーチライナーの二の舞と成りかねません。現状のリニモ乗客数の増加対策で計画は大丈夫なのでしょうか。リニモは地域住民の「生活の足」になっていません。まちづくり計画では公共交通機関としての安全、快適、便利なものが求められています。しかし、一方、リニモの為に開発を進めるというのは本末転倒ではないでしょうか。都市化の進む長久手町、地球温暖化が叫ばれる今日、リニモは化石エネルギーの救世主としての交通機関と成り得るのでしょうか。財政問題で財界と協調しての運命共同体。不採算から「負の遺産」となる道なのか。リニモの運命はいずれの道を選択するのか、厳しい判断が求められます。
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