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【08.12.05】第5次総合計画リニモ基軸で良いのか
リニモ債務超過20億円に、県追加出資を町にも求めてくる
08年度 リニモ債務超過20億円報道(11/3朝日新聞、27日日経新聞)続く
町、第5次総合計画(平成21年〜30年)案発表リニモを基軸にしたまちづくりに疑問も
総合計画の基本方針に「リニモでにぎわい交流するまち」があります。
1、拠点プロジェクト「(仮称)リニモテラス構想」と、今後の町の開発事業の中心に位置づけられて、リニモ古戦場駅前整備への公共投資に多額の資金が必要になります。
町は、「リニモの開通は、本町の長年の念願であつた鉄道路線が実現した瞬間でした。」と感動を持って表しています。
しかし、リニモの経営は、開通後4年で債務超過20億円。
「愛知高速交通(第三セクター)は金融機関(約140億円)や自治体(県、名古屋市も長久手町など約140億円)から多額の借入金があり、県は民間金融機関への返済に向けて百億円を超える追加出資の検討を始めた。と日経新聞11/27日付けでは報道しています。
小牧市のピーチライナーは15年で廃止に追い込まれました。
全国で、公共交通機関の経営赤字は財政負担が巨大になる問題から存廃については早期に廃止を含めて検討が迫られれているのが現状です。
朝日新聞(11/3付)、日経新聞報道は共通して「万博後の需要予測甘く」と指摘しています。リニモの先行きは、残念ながら不透明ではないでしょうか。
町のこの計画では「(仮称)リニモテラス構想」、中央地区区画整理事業に多大な投資をすることになりますが、この事業の完成した時には、リニモは廃線という事態が起きないとも限らないのです。
したがって、町当局のリニモへの木望(希望)を基軸にしてまちづくりをしていくことについては疑問です。
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