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【08.10.18】生きとし生きるものを育むため池を守ろう
生物多様性COP10IN長久手積極的に開催を!
9月議会質問から紹介します。
原田議員質問
多様な環境があってこそ、多様な生物が育くまれる。生物多様性国家戦略COP10が2年後名古屋市で開催されます。環境万博の主会場であった本町は、一大プロジェクトとして田園バレー事業を展開しています。また、一方ではリニモの赤字解消のため乗客増をめざすとして開発事業が出てくるのは必至の情勢です。しかし、このままでは沿線の開発しかない。そうなると貴重な生物はどんどん失われる。豊田研究所の横にある菅池というため池も区画整理の中では潰される運命にある。そういうことから私は長久手町でCOP10を開くことを提案しているのです。モリコロパークがサブ会場に予定されています。だったら町が積極的に主体的になって協力しますという事にならないか。 町内に80位あったため池が、今、もう65に減ってしまった。開発のために埋め立てられてしまいました。町内全域の生物調査もきちっとやる。この問題についてどういう認識におるのか質問します。
答弁 生活環境部長
COP10に向けた取り組み及び生物多様性に配慮した地域づくりを効果的に推進するために、県及び市町村が相互に連絡調整を図る場として、「愛知県COP10市町村連絡会議」が、9月16日に設置されました。今後は、「愛知県COP10市町村連絡会議」と連携しながら進めていきます。
ため池の保全についてですが、町内の農業用ため池は、ほぼ公共用地ですので保全できると考えています。
原田議員質問
COP10を長久手町で開催して欲しいと言いました。それは、新聞記事に「リニモの沿線開発苦心、環境配慮型とどう両立させるのか」とありました。リニモの駅を中心に市街化区域に指定された。そうすると当然、開発されます。リニモ沿線は生物の宝庫ですし、長久手の原風景を守る緑地帯です。そういう所を開発する。大いに矛盾するんです。その点についてどうですか。
答弁 町づくり推進部長
現調整区域の中に駅がありますので、そのあたりに新しい町を造っていくということで切り込んで行きたいと思っております。で、その上で生物の多様性の問題、自然をどうするのかという部分についてのでございますが、まず、現況調査をしてみますと駅周辺1q、特に公園西駅周辺については地主さんの状態が非常に不安定になっております。名古屋市内の地主、たくさんの方達が机上分筆した山林がもっております。そういった所に土取りとか埋め立てがされています。田籾線沿いは色んな土地利用されております。ある意味で生物多様性はほとんどないと言ってもいい状態の地域が一部ございます。私どもとしては、当然のことながら開発していく上では環境調査の必要性は感じておりますが具体的にどこの地域をどういう風にするかを具体化されていませんし、誰が行うかも具体化されておりません。しだがいましてそういった段階がくれば当然の事ながら調査した上で開発を認めていく、ないし推進していくという立場にございますので、ただ現況を議員はちょっと誤解されておりますので相当ある意味悲惨な状態もございますのでご認識いただければと思っております。
原田議員質問
生活安全部長、それでは、悲惨な状況にあるということについて、現実に生物の生息調査をやってどこにどういう生物がおるか、そう言うことを調べ上げなければならないんじゃありませんか。
環境資源目録、環境基本計画には生物調査をすると書いてある。で、田園バレー事業は無農薬、化学肥料は使わない。そういう安心安全な野菜を作る。食物を作るんだと町長も言われる。だったら現時点でどういう生き物が長久手町には生息しているかを調査をして、2年後のCOP10で長久手町にはこういう生き物がまだ生きています。しかし、いずれ絶滅するかもしれん。そのことについて生活環境部長どうですか。
生活環境部長
生物調査は、平成12年に調査をした状況はあります。今回の湿地サミットの関係で丁子田とか一ノ井地区の生物の調査をしました。今後ですね、生物の保存するとことと、生物調査をしていくこともございますので、平成12年当時の調査の内容とそれと今後のCOP10に向けた現況の調査と見比べて現実にはこういうものが居るよとということは調査をしていきたいとおもつています。
原田議員質問
ため池は町のものだからつぶさないという答弁がありました。これは本当に守って欲しい。つぶされた池は全部経済活動のためでしたので、もうその愚かなことは二度とやらない、守って欲しいと思います。町長、田園バレー事業は無農薬・化学肥料をつかわない。その象徴がアイガモ農法ですね。アイガモ農法の評価は、無農薬だということでしょ。それ以外に生物多様性、他の生物を生かそうというところにはそう貢献しない。したがって私は、NHK教育テレビで9月に4回放送がありました「水田を不耕起栽培、冬期湛水で一帯をやると、ほんとうに生物が戻ってくる、メダカやドジョウやタニシやさまざまなものが戻ってくるという」ことが放送で紹介され、それこそ命の多様性を大事にするということでした。田園バレーをですね本当に徹底した形でやろうと思うと、やはり不耕起栽培、冬期湛水というのは一つの選択肢として大変大きな施策ではないか私は思うんです。で、香流川の自然も守る。COP10と合わせて生物多様性をいかに守るか、町内全域、少なくとも上郷地域の水田については不耕起栽培、冬期湛水そうやって一帯を保護していく。選択肢の一つに浮上してくると思ンですが町長どうですか。
答弁建設部長
田園バレー事業は、単に田んぼや畑だけではなくて里山と言うのもキーワードです。平成子ども塾等でやり始めている所です。田園バレー事業のなかではCOP10に向けた、プレゼンテーションになる地域ではないかなと思っています。
原田議員提案
例えば米を作ってあぐりん村で売る。政府の低米価政策の影響を受けなくても付加価値がついても納得して買っていただける。さらに町長が言っている農都の交流、名古屋の方達にリニモに乗って公園西駅まで来て貰う。そこから香流川沿いにずーと歩いて行くと、川にはメダカもいる。歩くと鳥が飛び立つ、本当に長久手に来ると癒されるよと、そうやつて温泉に入っていただいて名鉄バス、Nバスで帰っていただく。これで終わります。
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