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【08.09.04】活動レポートNO.217( 08.9.7)
もう農薬散布は止めよう(農薬問題連載NO.7)
9/3日、名東区発見した見事な街路樹にビックリです。
長久手町内の街路樹は一部を除いて見事に剪定されています。剪定の理由は昔から言われている「台風により倒れ、二次被害を出さないために台風シーズンに入る前に剪定する」ということです。
名東土木事務所に電話をし農薬散布、剪定についてお聞きしました。
担当の方は、@「農薬散布については全面禁止しているわけではない。しかし、毛虫が発生しても状況を良く見て、手で捕殺、枝を払う、バーナーで焼いたりする。それでも間に合わないようであれば農薬を散布するが、その場合でも有機リン系は使わない。」、A「作業はまず、市職員が行う。藤が丘、香流川沿いの桜並木の場合は、特殊車両などが必要な場合もあるのでその場合は造園業者にお願いする。」、B「街路樹の剪定は、地球温暖化の事もあり剪定時期は遅らせている。盛夏の頃は日陰を確保、見た目も大事であり樹木によつては秋の紅葉まで待つ。但し、アオギリは葉っぱが大きいので落葉の前に剪定する。」、C「街路樹の管理事業は、作業内容ごとにその都度入札で業者を決める。街路毎に一括発注はしていない。」
長久手町内業者が使う農薬については、上記以外に特製ハイマシン95油乳剤、トップジンM(福祉の家)とありました。それにしても有機リン系農薬の使用の多さには驚きます。また、造園業者で使用する農薬が固定しているのも気になります。
注・・小・中学校の農薬散布は08年度から中止。杁ケ池公園も中止に、街路についても一部中止になっています。
「農薬毒性の事典 第3版」(三省堂)を参考にしました。(秀)
有機リン系農薬名
散 布 場 所 名
スミチオン乳剤
役場敷地内、交流プラザ地内、交通公園、岩作、東島、下井堀、丁子田児童遊園、三ヶ峯、中権代ちびっこ広場、長配遊園地、古戦場通り、竹の山線、
砂防公園、浄化センター植栽、杁ケ池
公園、文化の家
DEP乳剤
清掃センター地内、杁ケ池通り、東小、 北小、南小、古戦場公園と他の史跡
カルホス乳剤(イソキサチオン)
図書館通り、西通り、
マラソン乳剤
西通り(五合池地内)、西小学校、 長久手中学校
スプラサイド乳剤
香流通り、図書館通り(石田交差点より 北側)
ヤシマダイシストン乳剤、粒剤(エチルチオメトン)
プランター草栽培町内全域、
古戦場駅前広場
2007年度町内、農薬散布実績簿から作成
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